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令和7年 理事長年頭所感

                                      令和7年元旦

AZ-COMネット会員の皆様

                       一般社団法人AZ-COM丸和・支援ネットワーク

                                  理事長  和佐見 勝

                令和7年 理事長年頭所感

 

 令和7年の年頭に当たり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 本年の干支は、「乙(きのと)巳(み)」です。「乙」は未だ発展途上の状態を表し、「巳」は植物が最大限まで成長した状態を意味します。この組み合わせは、これまでの努力や準備が実を結び始める時期を示唆しています。AZ-COMネットは昨年創立10年目を迎え、11月に軽井沢で記念研修会を挙行いたしましたが、本年は「乙巳」の字のごとく、これまでの10年間の取組みの積み重ねが成果として結実し、大きな飛躍を遂げる一年にしてまいりたいと思います。

 さて、昨年は元旦の能登半島地震に始まり、台風や豪雨など災害の多い一年でした。被災地が一日も早く復興し、被災された方々が日常を取り戻されることを心からお祈り申し上げます。
 そのような中、国内経済は緩やかに持ち直し、大企業を中心に物価上昇を上回る賃上げが広がったほか、設備投資も拡大するなど、前向きな動きが顕在化し始めた一年でした。本年は「103万円の壁」見直しのような政策面の動きなどもあって、内需を中心に底堅い成長が期待されます。一方で世界に目を転じると、ウクライナ、中東地域等における地政学リスクや中国の内需不振に加え、トランプ新政権の政策動向も相まって、不確実性の高まりが懸念されています。

 かかる内外の環境下、2024年問題に直面した昨年の物流業界は、各事業者が働き方改革への取組みを求められる一方で、政府も関係省庁が連携する形で「物流革新元年」と位置付け物流を取り巻く環境の改善に向けた取組みが動き出しました。しかし、この動きは未だ緒についたに過ぎず、引き続き各事業者は将来の成長に向け、様々な経営課題の着実な解決と人財の確保・育成に不断の努力をもって取組んでいかなければなりません。

 当法人は、昨年10月にアクティオグループ物流協議会の皆様が入会、一気に2,700会員まで組織規模が拡大しました。本年は、41日に組織名称を「一般社団法人AZ-COMネットワーク」に変更し、2030年度末5,000会員、2040年1万会員を目指して、新たなスタートを切ります。また本年はホームページを全面リニューアルするとともに共同購入サイトも刷新し、会員の皆様にこれまで以上に大きなメリットを提供いたします。さらに人間ドック、健康診断等の医療関連、中古トラック購入など様々な新規支援メニューの開発をますます強化し、会員の皆様の経営支援、人財育成支援に尽力してまいります。
 さらにAZ-COMネットは日本最大のBCP(事業継続計画)ネットワーク構築を目指し、本年も各自治体との災害時支援協定の締結を推進するとともに、会員の皆様とのネットワークをより拡大し、指定公共機関として災害発生時に会員の皆様と連携し被災地に向け広域支援を行う体制を強化してまいります。また、今後新規事業として備蓄ビジネスを全国で本格的に開始していきます。

 本年が会員の皆様にとって、より一層の飛躍の年となりますことを祈念しまして、新年のご挨拶とさせていただきます。

                                          以上